古都の景観を守る
とある建築中の玄関周りに養生が・・・
実はこれ京都市にある「花見小路通り」で建築中の物件で養生されていたものです。
この「花見小路通り」は石畳の通りに京町家や老舗料亭が立ち並び、まさに「The 京都」
という趣に満ちたスポットになります。
京都といえば“17の歴史的寺社仏閣”をまとめて「古都京都の文化財」として世界遺産に
登録されていることは非常に有名です。
その京都ではこの古き良き街並みの景観を守る為、日本一厳しいといわれる「景観条例」が
制定されています。
普段目にする大手チェーンのコンビニやファストフード店、カフェ店、ガソリンスタンドなどを
イメージして見て下さい・・・その思い浮かんだ店のイメージカラーや外観、屋外広告物(看板)など、
かなり明るい色彩をしているかと思います。
しかし、京都では古都の街並みに合わせて美観・景観を損なわないように定められた色・彩度に則り、
普段目にしているイメージカラーとは全く違う外観や屋外広告物にしなければなりません。
例えば、青色や緑色のイメージが強いコンビニチェーン店や赤色ベースに黄色の文字が書かれて
いるファストフード店などは京都府の一部において白色をベースにし、文字やマークなどにその企業の
イメージカラーを使用するなど控えめな感じの外観・外装で営業をしています。
これは「規制対象色」というものに該当する色合いを使用する場合、掲示する面積の20~30%以下に抑えて
なければならないという決まりになっているからです。
他にも、様々なルールが事細かに定めされています。
日本が世界に誇る「古き良き古都の街並み」・・・後世に守っていきたいものですね。
京都府景観条例 【http://www.pref.kyoto.jp/toshi/keikanjyourei.html】
(大阪本社 鈴木)

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